身の回りの小さなエネルギーを電力に変換する 発電スイッチ
既存のマグネット技術を応用して開発した、エナジーハーベスティング技術を搭載した発電スイッチをご提供します。

発電量が大きいタイプ・薄型・振動発電など、用途に応じてご提案が可能。

光、熱、振動など周囲の環境からエネルギーを収穫(ハーベスト)して電力に変換するエナジーハーベスティング技術は、電池(バッテリー)の代替・環境にやさしい技術として大きな注目を集めています。ヤマウチでは現在、既存のマグネット技術を応用し、スイッチを押す動作で自己発電ができる発電デバイスや、設備の振動で発電できる振動発電デバイスの開発に取り組んでいます。スイッチ発電デバイスではすでに6件の特許を権利化*、振動発電デバイスでは8件の特許を出願しており、商品化に向けた準備が着々と進んでいます。 *2023年12月時点
発電スイッチ

主な特徴


独創的なアイデアから生まれた3種類の発電方式

様々な方法が考えられるエナジーハーベスティングの中でヤマウチは3つの発電方式を採用、用途や発電量に応じてさまざまな提案が可能です。

押ボタン式発電スイッチの特徴

  • 大きな発電量・・・600μJ~2000μJ(交流発電)
  • 操作音が小さい
  • 押圧が比較的低いので、操作しやすい

薄型発電スイッチの特徴

  • 薄型・・・本体厚み:6.6mm
  • ロッカースイッチタイプと、板バネを上下に動かすレバータイプを選択可能
  • 大きな発電量・・・120μJ~200μJ(+/-の単一極性)EnOcean無線利用
  • EnOcean無線と共に使用する事が可能

振動発電デバイス

  • 磁石で設備に簡単に取り付け可能
  • 数Hz~数十Hzの低周波数側での発電が可能
  • EnOceanマルチセンサーなどの駆動も可能
  • ヤマウチオリジナルの高耐久ゴムシート材を用いることで設備の振動周波数にマッチング可能


用途に応じた発電デバイスの提案が可能

ヤマウチが培ってきた柔軟な対応力と提案力で、お客様のご要望に応じた製品開発が可能です。
薄型発電スイッチについては、ロッカースイッチタイプとレバータイプが選択可能です。これまでに駐車場での車の入出庫判別センサーやトイレ個室の在室センサーなどで試作を行ってきました。
発電量の大きなタイプは押ボタン式の交流発電です。整流して使用する必要がありますが、600μJから2000μJ程度の発電量を実現しました。公衆トイレのリモコンなど大きい発電量が必要な分野に適しています。
振動発電デバイスは低周波数側の振動発電が得意で、数Hzから数十Hzの振動で大きな発電量が得られます。周波数の低い設備や橋梁などでの使用を想定した製品となっています。
発電スイッチ