清浄度の高いクリーンルームで製造し、専用の金型で高難度の成形を実現。
EV(電気自動車)の普及によりますます需要の高まりを見せる車載用角型電池。その端子周りをショートさせないようスペーサーの役割を果たす絶縁板には金属をはじめとする不純物が混入しないよう生産時の厳格な管理が求められます。ヤマウチは高度な金型技術と徹底したクリーン環境で高品質な製品を提供しています。
主な特徴
クリーンルーム環境の成形ラインを構築
車載用電池絶縁板の成形ラインは不純物の混入を防ぐため、クリーンルームに構築されています。クリーンルームの清浄度は常にクラス数万〜10万に保たれ、徹底された品質管理体制のもとで生産されています。
対腐食性に優れた専用金型で高難度の成形を実現
当製品の原材料となる樹脂は通常のものに比べ成型性が低く汚れなども付着しやすい非常に扱いにくい種類となっています。ヤマウチは対腐食性の高い金型、さらにそこへ独自の細工を施すことによって日本でも限られたメーカーにしかできない高難度の成形を実現しています。
画像検査装置を内製し、検査〜量産までを社内で確立
ヤマウチは自社開発の専用画像検査装置を用いて検査〜量産まで自動化する生産体制を社内で確立しています。現在の生産量はおおよそ一ヶ月で数百万個ほどですが、今後のEV市場の発展により将来的には数千万個の生産量に対応できる体制を整えています。